さ2-1『堕ちる 秘色の女子アナ』
さ2-1『堕ちる 秘色の女子アナ』桜井真琴、イースト・プレス/悦文庫、2015/03 発売
●あらすじ
いつかはキー局のキャスターになりたいと夢見る地方局の女子アナに、不意にチャンスが訪れるも、その代償は枕営業だった。チャンスをものにしてキー局に進出するが、清純なままで夢を叶えられる世界ではなかった。
●登場人物
【神崎美久(みく)】25歳。身長百五十五センチ。Fカップ。在京キー局の『曙テレビ』の系列局である北陸のローカル局『北国テレビ』のアナウンサー。岡崎健司の恋人。清楚で初々しくて親しみやすい雰囲気がある、ショートカットの黒髪で愛くるしい顔立ちをしたスタイル抜群の美女。【北里義彦】還暦。北陸の水産加工業者で、全国のスーパーに商品を卸す大手企業『北里フード』の名物社長。『北国テレビ』の大口のメインスポンサー。権力を餌に若い女の身体を貪りつくす醜悪な男。【塔子(とうこ)】三十代くらい? 銀座の高級クラブのママ。和服を着た美女。【長谷川】五十過ぎ。『北国テレビ』の社長。うだつの上がらぬ代わりに人望が厚く、美久をいつも気にかけてくれて心配してくれる、温厚で優しい男。【大下】『北国テレビ』の先輩アナウンサー。お昼の情報番組のMCを務めている。【三田】美久より三つ年上。『北国テレビ』の先輩アナウンサー。舌足らずな声で、美久が来るまでは『北国テレビ』の人気ナンバーワンの女子アナだった。【柴田】『北国テレビ』のディレクター。お調子者でいかにも業界人という軽いノリの男。【竹田】『北国テレビ』の営業マン。【弘美】売れっ子のフリーアナウンサーを輩出する業界トップの芸能プロダクション『セイントプロモーション』の敏腕マネージャー。若づくりした主婦のような容姿の女性。【小西真緒(まお)】美久より年上。『セイントプロモーション』に在籍しているフリーアナウンサー。メイクが濃いからか美人だけど冷たく見える、背の高い女性。【佐竹将彦】『KDK』のメディアデザイン部の部長。『セイントプロモーション』の面倒毎を処理している。細いフレームの眼鏡の奥は爬虫類のような冷たい目で、どう見ても堅気の仕事をしている人間とは思えない男。【若者】『KDK』の社員。鼻にピアスをつけた目つきの鋭い若者。【大津啓介】二十代。報道番組『報道クローズアップ』のメインスポンサーで、今売り出し中の格安航空会社『スカイアクセス・エアラインズ』の社長の息子で広報部長。暗く沈んだ声で、目にかかるほど長い前髪でひょろりと背が高い、ストーカーじみた変質的な男。【佐野】50歳。重要なポストにつくだろうと噂されている、『曙テレビ』の有名なプロデューサー。艶やかな長髪に目鼻立ちのくっきりした顔立ちで、いい意味で業界慣れしている男。【火野】『曙テレビ』のフロアディレクター。【田崎】『曙テレビ』の解説委員。【竹内】『曙テレビ』の看板番組である硬派なニュース番組『WAVE』の総合プロデューサー。男。【須藤麻子】『曙テレビ』の売り出し中の新人アナウンサー。【武藤由季子】『曙テレビ』のベテランの人気キャスター。【山口さゆり】『曙テレビ』のアナウンス部の部長。武藤由季子と同期。ソバージュで濃いメイクの女性。【橋爪光太郎】還暦過ぎ? 与党の議員。女性蔑視の発言を繰り返している傲慢な男。【真壁雄三】政党の党首。【斉藤】昨年メジャーに渡った投手。【羽田】先日の世界大会で見事に連覇を果たしたフィギュア選手。【野崎】インターネットのニュース番組のディレクター兼カメラマン。【岡崎健司】『北国テレビ』の営業で美久の同期。美久の恋人。おだやかで一緒にいると落ち着く男。
●レビュー
本作は、桐島寿人先生の別名義作品だと耳にしたので購入しました。
女子アナが枕営業で夢を叶えていく事になるのですが、初めての枕営業ではいろいろな想いが錯綜していましたし、二度目の時は騙されてのものであり、身も心も清純だった美久が女体を開発されつつ枕営業を受け入れていく展開には納得感がありました。
フリーアナウンサーとしてステップアップしていくに従い、美久はだんだんと自分を見失っていくのですが、夢を追い求めた女子アナの顛末を描いたストーリーが良く、ストーカーのような男に弱みを握られて生放送中にローターで嬲られたり、最終章で美久がセックスさせられた相手はナイスチョイスと言いたくなるような人物であるなど、とても愉しめました。
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●あらすじ
いつかはキー局のキャスターになりたいと夢見る地方局の女子アナに、不意にチャンスが訪れるも、その代償は枕営業だった。チャンスをものにしてキー局に進出するが、清純なままで夢を叶えられる世界ではなかった。
●登場人物
【神崎美久(みく)】25歳。身長百五十五センチ。Fカップ。在京キー局の『曙テレビ』の系列局である北陸のローカル局『北国テレビ』のアナウンサー。岡崎健司の恋人。清楚で初々しくて親しみやすい雰囲気がある、ショートカットの黒髪で愛くるしい顔立ちをしたスタイル抜群の美女。【北里義彦】還暦。北陸の水産加工業者で、全国のスーパーに商品を卸す大手企業『北里フード』の名物社長。『北国テレビ』の大口のメインスポンサー。権力を餌に若い女の身体を貪りつくす醜悪な男。【塔子(とうこ)】三十代くらい? 銀座の高級クラブのママ。和服を着た美女。【長谷川】五十過ぎ。『北国テレビ』の社長。うだつの上がらぬ代わりに人望が厚く、美久をいつも気にかけてくれて心配してくれる、温厚で優しい男。【大下】『北国テレビ』の先輩アナウンサー。お昼の情報番組のMCを務めている。【三田】美久より三つ年上。『北国テレビ』の先輩アナウンサー。舌足らずな声で、美久が来るまでは『北国テレビ』の人気ナンバーワンの女子アナだった。【柴田】『北国テレビ』のディレクター。お調子者でいかにも業界人という軽いノリの男。【竹田】『北国テレビ』の営業マン。【弘美】売れっ子のフリーアナウンサーを輩出する業界トップの芸能プロダクション『セイントプロモーション』の敏腕マネージャー。若づくりした主婦のような容姿の女性。【小西真緒(まお)】美久より年上。『セイントプロモーション』に在籍しているフリーアナウンサー。メイクが濃いからか美人だけど冷たく見える、背の高い女性。【佐竹将彦】『KDK』のメディアデザイン部の部長。『セイントプロモーション』の面倒毎を処理している。細いフレームの眼鏡の奥は爬虫類のような冷たい目で、どう見ても堅気の仕事をしている人間とは思えない男。【若者】『KDK』の社員。鼻にピアスをつけた目つきの鋭い若者。【大津啓介】二十代。報道番組『報道クローズアップ』のメインスポンサーで、今売り出し中の格安航空会社『スカイアクセス・エアラインズ』の社長の息子で広報部長。暗く沈んだ声で、目にかかるほど長い前髪でひょろりと背が高い、ストーカーじみた変質的な男。【佐野】50歳。重要なポストにつくだろうと噂されている、『曙テレビ』の有名なプロデューサー。艶やかな長髪に目鼻立ちのくっきりした顔立ちで、いい意味で業界慣れしている男。【火野】『曙テレビ』のフロアディレクター。【田崎】『曙テレビ』の解説委員。【竹内】『曙テレビ』の看板番組である硬派なニュース番組『WAVE』の総合プロデューサー。男。【須藤麻子】『曙テレビ』の売り出し中の新人アナウンサー。【武藤由季子】『曙テレビ』のベテランの人気キャスター。【山口さゆり】『曙テレビ』のアナウンス部の部長。武藤由季子と同期。ソバージュで濃いメイクの女性。【橋爪光太郎】還暦過ぎ? 与党の議員。女性蔑視の発言を繰り返している傲慢な男。【真壁雄三】政党の党首。【斉藤】昨年メジャーに渡った投手。【羽田】先日の世界大会で見事に連覇を果たしたフィギュア選手。【野崎】インターネットのニュース番組のディレクター兼カメラマン。【岡崎健司】『北国テレビ』の営業で美久の同期。美久の恋人。おだやかで一緒にいると落ち着く男。
●レビュー
本作は、桐島寿人先生の別名義作品だと耳にしたので購入しました。
女子アナが枕営業で夢を叶えていく事になるのですが、初めての枕営業ではいろいろな想いが錯綜していましたし、二度目の時は騙されてのものであり、身も心も清純だった美久が女体を開発されつつ枕営業を受け入れていく展開には納得感がありました。
フリーアナウンサーとしてステップアップしていくに従い、美久はだんだんと自分を見失っていくのですが、夢を追い求めた女子アナの顛末を描いたストーリーが良く、ストーカーのような男に弱みを握られて生放送中にローターで嬲られたり、最終章で美久がセックスさせられた相手はナイスチョイスと言いたくなるような人物であるなど、とても愉しめました。

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さ4-1『淫情ホテル』
さ4-1『淫情ホテル』桜井真琴、二見書房/二見文庫、2017/02 発売
●あらすじ
不動産経営をしている叔父に寂れた温泉ホテルの営業を頼まれた失業中の中年男が、かつて暇潰しで習った催眠術が身に付いている事を知り、経営再建に尽力する傍ら催眠術と情交で女性たちを心身共に癒やしていく。
●登場人物
【船戸雄一】42歳。大手商社『海野商事』に勤めていたが、追い出し部屋に異動させられて辞職し、妻には愛想をつかされて離婚した。全身から優しさが滲み出ている冴えない中年男。【相本美久(みく)】28歳。雄一が八年前に子会社である債権回収会社『サービサー』に出向した時の秘書兼事務員。人見知りで気弱だが、誰からも好かれる明るくて素直な性格をしている。小柄でスタイルが良く、ストレートの黒髪を胸のあたりまで垂らしたセミロングの清楚でしっとりした美女。【中原栞(しおり)】43歳。Eカップ。歌手。アイドルグループ『ロマンスドール』の一員だった。宮城睦夫の妻。女優かタレントのような一般人とは違うオーラがあり、年相応の色香を漂わせている、セミロングで毛先にウェーブのかかった清楚な髪型の淑やかな美熟女。【藤間冴子(さえこ)】46歳。大手不動産屋『フジマ開発』の専務取締役で社長夫人。夫は57歳。凜とした意志の強さとセレブらしい品の良さを感じるが、時折見せる流し目のせいか妙に色っぽい、アップにしてまとめた黒髪に細いフレームの眼鏡をかけた、モデルばりの美脚でスタイルがいい細身の美熟女。【柏木志乃(しの)】34歳。『猿の宮温泉 天寿ホテル』の女将兼オーナー。未亡人。夫は四年前に病気で亡くなった。柔和で優しげな雰囲気を醸し出している、セミロングぐらいの長さの黒髪をアップにして結わえた清楚な和服美女。【岡田瑞希(みずき)】21歳。『天寿ホテル』の仲居。姉御肌でしゃがれたハスキーボイス。普段は巻き髪のウイッグをつけてど派手なギャルメイクをしているが、実はショートヘアで高校生みたいにあどけない顔立ちをしている、身長が高くてモデルみたいにスラッとしている小麦色の肌の可愛い女性。【大熊繁蔵】『天寿ホテル』の副支配人兼フロントマン。坊主頭で強面の大柄な男。【矢吹】『天寿ホテル』の板長。角刈りに仏頂面の気難しい男。【田本】六十過ぎ。『天寿ホテル』の経理。白髪交じりの眼鏡をかけた男。【柳沢】『天寿ホテル』の従業員。茶髪の若い男。【徹】『天寿ホテル』の従業員。茶髪の男。【見習いくん】『天寿ホテル』の料理人見習い。坊主頭の男。【安吉】『天寿ホテル』の従業員。ホテルで一番若い茶髪の男。【宮城睦夫】栞の夫兼マネージャー。ヒモのような男。【川北】『天寿ホテル』の宿泊客。【船戸】不動産屋『船戸不動産』の社長。雄一の叔父。
●レビュー
主人公は、女性たちと関係を持つ際に催眠術を使っているわけですが、自分の欲望を満たす為ではなく、相手女性にとって良かれと思って使うのが基本な使い方であり、いやらしさを引き出された女性を性行為で満たして(主人公もちゃっかりおいしい思いをして)、女性が抱えていた悩みも解決していくという、実に味わいの良い和姦作品でした。
本作は、宿泊客も従業員もワケアリな人たちばかりで、コミカルに描かれていますが、終盤には山場もあって、ストーリー的にも良かったと思います。
●あらすじ
不動産経営をしている叔父に寂れた温泉ホテルの営業を頼まれた失業中の中年男が、かつて暇潰しで習った催眠術が身に付いている事を知り、経営再建に尽力する傍ら催眠術と情交で女性たちを心身共に癒やしていく。
●登場人物
【船戸雄一】42歳。大手商社『海野商事』に勤めていたが、追い出し部屋に異動させられて辞職し、妻には愛想をつかされて離婚した。全身から優しさが滲み出ている冴えない中年男。【相本美久(みく)】28歳。雄一が八年前に子会社である債権回収会社『サービサー』に出向した時の秘書兼事務員。人見知りで気弱だが、誰からも好かれる明るくて素直な性格をしている。小柄でスタイルが良く、ストレートの黒髪を胸のあたりまで垂らしたセミロングの清楚でしっとりした美女。【中原栞(しおり)】43歳。Eカップ。歌手。アイドルグループ『ロマンスドール』の一員だった。宮城睦夫の妻。女優かタレントのような一般人とは違うオーラがあり、年相応の色香を漂わせている、セミロングで毛先にウェーブのかかった清楚な髪型の淑やかな美熟女。【藤間冴子(さえこ)】46歳。大手不動産屋『フジマ開発』の専務取締役で社長夫人。夫は57歳。凜とした意志の強さとセレブらしい品の良さを感じるが、時折見せる流し目のせいか妙に色っぽい、アップにしてまとめた黒髪に細いフレームの眼鏡をかけた、モデルばりの美脚でスタイルがいい細身の美熟女。【柏木志乃(しの)】34歳。『猿の宮温泉 天寿ホテル』の女将兼オーナー。未亡人。夫は四年前に病気で亡くなった。柔和で優しげな雰囲気を醸し出している、セミロングぐらいの長さの黒髪をアップにして結わえた清楚な和服美女。【岡田瑞希(みずき)】21歳。『天寿ホテル』の仲居。姉御肌でしゃがれたハスキーボイス。普段は巻き髪のウイッグをつけてど派手なギャルメイクをしているが、実はショートヘアで高校生みたいにあどけない顔立ちをしている、身長が高くてモデルみたいにスラッとしている小麦色の肌の可愛い女性。【大熊繁蔵】『天寿ホテル』の副支配人兼フロントマン。坊主頭で強面の大柄な男。【矢吹】『天寿ホテル』の板長。角刈りに仏頂面の気難しい男。【田本】六十過ぎ。『天寿ホテル』の経理。白髪交じりの眼鏡をかけた男。【柳沢】『天寿ホテル』の従業員。茶髪の若い男。【徹】『天寿ホテル』の従業員。茶髪の男。【見習いくん】『天寿ホテル』の料理人見習い。坊主頭の男。【安吉】『天寿ホテル』の従業員。ホテルで一番若い茶髪の男。【宮城睦夫】栞の夫兼マネージャー。ヒモのような男。【川北】『天寿ホテル』の宿泊客。【船戸】不動産屋『船戸不動産』の社長。雄一の叔父。
●レビュー
主人公は、女性たちと関係を持つ際に催眠術を使っているわけですが、自分の欲望を満たす為ではなく、相手女性にとって良かれと思って使うのが基本な使い方であり、いやらしさを引き出された女性を性行為で満たして(主人公もちゃっかりおいしい思いをして)、女性が抱えていた悩みも解決していくという、実に味わいの良い和姦作品でした。
本作は、宿泊客も従業員もワケアリな人たちばかりで、コミカルに描かれていますが、終盤には山場もあって、ストーリー的にも良かったと思います。
さ4-2『人妻たちに、お仕置きを』
さ4-2『人妻たちに、お仕置きを』桜井真琴、二見書房/二見文庫、2017/09 発売
●あらすじ
友人の母を監禁して凌辱し、そればかりか高校時代の教育実習生だった人妻教師や父の元愛人だった人妻も同じ目に遭わせる青年。気の弱かった彼がなぜ犯行に及んだのか、そして、人妻たちが襲われた理由とは…。
●登場人物
【石井歩】24歳。おとなしくて気弱な優しい青年。【立花真理子(まりこ)】42歳。身長は十七歳当時の歩より頭ひとつ分くらい小柄。Fカップ。立花博の妻。圭一の母。清楚で奥ゆかしくて優しい、セミロングの薄茶色の髪の美女。【長谷川理沙(りさ)】27歳。教師。長谷川夏彦の妻。旧姓、秋川。結婚して一年になる。男性経験は夫一人。気が強くて真面目で、どことなく令嬢めいた上品さを感じる、ショートヘアでスタイルがよい丸顔の愛らしい顔立ちの美女。【佐々木麗香(れいか)】32歳。銀行の事務員だった。土木建築大手の佐々木工務店の会長(70歳)の後妻。旧姓、二宮。歩の父の元愛人。高飛車で性悪な、黒髪でモデルのようなすさまじい美女。【昭久】銀行マン。【立花圭一】歩の友人。【立花博】歩の父親の顧問弁護士をしていた。真理子の夫。圭一の父。恰幅のいい男。【秋川】金融業を一代で興した。理沙の父。いかつい顔の男。【長谷川夏彦】理沙の夫。ひょろりとした男。【京也】理沙の父の会社の若い社員。【兵藤】やくざもん。【石井雄一】歩の父。
●レビュー
まず、出版社の内容紹介には「父親の後妻」とありますが、読んでみたら「父親の元愛人」で現在は他人の妻だったので、義母が好きな人はご注意を。
肝心の内容はと言うと、歩は次々に人妻たちを凌辱していくわけですが、欲望だけではない事情がありそうだと感じさせる描写も序盤からあり、三人目のヒロインをさらってきて真相がようやく分かるのですけど、官能小説としてだけでなく娯楽作品としての面白さもあり、まさに「官能エンターテインメント」でした。
●あらすじ
友人の母を監禁して凌辱し、そればかりか高校時代の教育実習生だった人妻教師や父の元愛人だった人妻も同じ目に遭わせる青年。気の弱かった彼がなぜ犯行に及んだのか、そして、人妻たちが襲われた理由とは…。
●登場人物
【石井歩】24歳。おとなしくて気弱な優しい青年。【立花真理子(まりこ)】42歳。身長は十七歳当時の歩より頭ひとつ分くらい小柄。Fカップ。立花博の妻。圭一の母。清楚で奥ゆかしくて優しい、セミロングの薄茶色の髪の美女。【長谷川理沙(りさ)】27歳。教師。長谷川夏彦の妻。旧姓、秋川。結婚して一年になる。男性経験は夫一人。気が強くて真面目で、どことなく令嬢めいた上品さを感じる、ショートヘアでスタイルがよい丸顔の愛らしい顔立ちの美女。【佐々木麗香(れいか)】32歳。銀行の事務員だった。土木建築大手の佐々木工務店の会長(70歳)の後妻。旧姓、二宮。歩の父の元愛人。高飛車で性悪な、黒髪でモデルのようなすさまじい美女。【昭久】銀行マン。【立花圭一】歩の友人。【立花博】歩の父親の顧問弁護士をしていた。真理子の夫。圭一の父。恰幅のいい男。【秋川】金融業を一代で興した。理沙の父。いかつい顔の男。【長谷川夏彦】理沙の夫。ひょろりとした男。【京也】理沙の父の会社の若い社員。【兵藤】やくざもん。【石井雄一】歩の父。
●レビュー
まず、出版社の内容紹介には「父親の後妻」とありますが、読んでみたら「父親の元愛人」で現在は他人の妻だったので、義母が好きな人はご注意を。
肝心の内容はと言うと、歩は次々に人妻たちを凌辱していくわけですが、欲望だけではない事情がありそうだと感じさせる描写も序盤からあり、三人目のヒロインをさらってきて真相がようやく分かるのですけど、官能小説としてだけでなく娯楽作品としての面白さもあり、まさに「官能エンターテインメント」でした。
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