0908『電脳Ｍ奴隷・麗美』

0908『電脳Ｍ奴隷・麗美』綺羅光、フランス書院／フランス書院文庫、1999/08 発売


●あらすじ

電脳アイドルとして爆発的人気を得た美女が、芸能界から身を退き会社を設立した。順調に業績を伸ばしてきたが、トラブルに見舞われて資金繰りに困り、罠とも知らずに悪い噂のある会社に出向く事になった。

●登場人物

【風戸麗美（れいみ）】22歳。身長162cm。体重43kg。短大卒。ゲームソフト製作をメインにマルチメディア関連のビジネスも手掛ける電脳ベンチャー企業『レイミック』の代表取締役社長。起業するまで電脳アイドルとしてタレント活動していた。抜群に頭が切れ、上流風の美しい顔立ちと脚線美で、微笑むと八重歯がこぼれる正統派アイドル系の清純な美女。【藤井由理奈（ゆりな）】20歳。身長162cm余り（「身長はわずかに由理奈のほうが高い」という記述より）。Ｂ82(?)Ｗ??Ｈ??。短大卒。麗美が短大時代に作った『ゲーム研究サークル』に属していた。『レイミック』のゲームデザイナー。しっとりした美少女の面影を残し、華奢で少女っぽい身体つきをした、まだ高校生といっても通じそうな清純さの美女。【和倉兼三】四十過ぎ。暴力団の企業舎弟との噂もある、オーダーメイドのパソコンメーカー『ジョージ電機』の社長。空手を使い、軍人のように背筋がぴんと伸びている坊主頭の卑劣漢。【白鳥純弥】27歳。『ジョージ電機』の社長室長。本当の正体は女体調教士。ホストクラブあがりの美青年で、粘着質のサディスト。【西木準子（じゅんこ）】26歳。Ｆカップ。『レイミック』経理部のチーフ。麗美のマネージャー役も務めている。紫のメッシュの入ったショートの髪で、女性ロッカーのような派手なルックスをしているが、なかなかの美形。【高桑】35歳。『レイミック』の優れたゲームデザイナーで製作のチーフ。もの静かなインテリ風の好男子。【清川】28歳。『レイミック』の特に有能なプログラマー。麗美に憧れて入社したデブな男。【対馬】28歳。『レイミック』の特に有能なプログラマー。麗美に憧れて入社したパラノイアが入っている気配の男。【光本星也】売り出し中の若手俳優。【重役】中堅ソフトウエア会社の重役。麗美ファン。【矢ノ浦】五十過ぎ。大手洋菓子メーカー『Ｅ社』の専務。すだれ頭の不細工な男。【兵藤】42,3歳？　『Ｅ社』の総務部長。真面目なサラリーマン風の男。【銀行マン】四十代半ば。メガネをかけた目つきのいやらしい男。【三嶽】四十前後。広域暴力団の企業舎弟の貿易会社社長。毛深くて目がぎょろりとした大男。

●レビュー

白鳥に魅力を感じなかったせいか、麗美の調教が大して盛り上がらずに済んでしまったような印象を持ちました。由理奈の清純な感じは良かったです。

レズは、麗美と準子、麗美と由理奈の組み合わせでありますが、魅力を感じない準子とのレズシーンに割いた頁数が少なかったのは良いとして、由理奈との最初のレズシーンは、もう少し読みたいところで終わってしまったので残念でした。