1414『危険な同居人 ママと美姉・プライベートレッスン』

1414『危険な同居人 ママと美姉・プライベートレッスン』秋月耕太、フランス書院／フランス書院文庫、2006/03 発売


●あらすじ

母と姉と三人で暮らす少年が、夏休みに入り、姉に誘われるままエッチする仲になった。しかし、母の知るところとなって、姉とはもうエッチしない約束で母に性欲を発散してもらうが、母とも姉とも関係は深まっていく。

●登場人物

【中村裕也】13歳（八月十二日生）。童貞。中学二年。香奈子の息子。夏樹の弟。【中村夏樹（なつき）】21歳。九十四センチのＧカップ。処女。大学三年。香奈子の娘。裕也の姉。ポニーテールで、プロポーション抜群な美女。【中村香奈子（かなこ）】今年で39歳になる。百センチを優に超えるＨカップかＩカップ？　未亡人。夏樹と裕也の母。大和撫子といった感じで、大人の色香を醸し出しているグラマラスな美女。夫は十年以上前に他界しているが、保険金と祖父母からの援助で経済的な問題はない。

●レビュー

私は、イチャイチャと甘ったるい会話などの作品は好きではないのですが、後の秋月耕太作品に興味を持ったので、夏樹がそういう話し方ですけど、本書も購入してみました。

夏樹は、頭がどうかしているのではないかと思えるほど、弟ラブです。人を好きになるのに理由はいらないのかもしれませんが、読者としてはもう少し納得感が欲しかったです。キスもした事がない処女という設定ですが、弟が好きで好きでたまらず、弟とエッチな事をするのに積極的であり、禁忌な感じは皆無ですし、とても未経験には思えない性描写だったと思います。

香奈子は、娘と息子がエッチするのを止めさせようと、自分が代わりに息子の性欲を発散させる事になりますが、将来がある娘は駄目だが自分は問題ないという思考の持ち主なので、禁忌な感じは薄くなりがちですけど、母性の寛容さというか優しさがあったのは良かったです。